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解体工事にまつわるトラブル
家屋の解体工事の際によくあるトラブルは、大きく分けると、「工事業者とのトラブル」と、「近隣淳倫とのトラブル」の二つがあります。巻き込まれてしまうと厄介なトラブルから身を守るためにも、具体的にはどのようなトラブルがあるのか、トラブルを避けるためにはどうすればよいのかについて、事前に理解を深めておくことはとても大切です。
工事業者とのトラブル
見積もり内容や認識の相違
工事業者とのトラブルの中でも非常に多いのが、「見積時に提示された金額と最終的に請求された金額が違ってた」、というトラブルです。諸事情で事前に確認することが難しかった地中埋設物の撤去費用や、産業廃棄物が予想よりも多く出てきてしまった場合の処理費用、建材がアスベストを含でいることが発覚した際の処分用など、きちんとした理由があり、追加で費用がかかっている場合もありますが、見積時に提示された金額があまりにも安い場合には、注意が必要かもしれまんせん。また、業者によっては、口頭での説明で見積金額を提示することもあります。見積時に、きちんと書面で金額を提示してもらうようにし、また、追加で費用が発生するとしたらどれくらいなのかのについても、事前に書面に残しておくようにするとよいでしょう。
養生や足場のずさんな設置
養生や足場のずさんな設置に関するトラブルも、頻繁に報告されるトラブルの一つです。また、養生は工事時の飛沫の飛散や騒音を防止するものであるため、養生の設置がずさんな場合、隣家とのトラブルの原因にもなります。
養生や足場のずさんな設置に関するトラブルを避けるためには、事前に、養生費の内訳についてしっかりと確認しておくようにしましょう。また、その際、養生費があまりにも安い場合には、なぜ安いのか、どのような機材を使って養生をするのかについて、確認するようにすると良いでしょう。
必要な許可・認可を持っていない
また、中には、解体工事のための認可や、あるいは、産業廃棄物処置の認可といった、解体工事を行う上で必要な許可・認可を持たずに作業を行う業者もいます。工事業者を選ぶ際には、必要な認可・許可を持っている業者なのか、きちんと確認しておくようにしましょう。
業者都合の勝手なスケジュール変更
「他の土地で行っている工事が終わっていない」、あるいは、「作業員が諸事情で足りていない」といった、業者都合の理由でスケジュールが勝手に変えられてしまう、というトラブルも、よくあるトラブルの一つです。いつまで工事を始めることが出来、いつまでに工事を終えることが出来るのかについて、事前に確認しておくようにしましょう。
不法投棄
また、解体工事の際に出た産業廃棄物が、知らない間に勝手に不法投棄されていた、というトラブルもあります。最悪の場合には、警察署で事情徴収のために、工事の依頼者が呼び出されてしまうことも。適切な方法で産業廃棄物を処理している業者なのか、事前にきちんと確認するようにしましょう。産業廃棄物処理のための免許をもっているかどうか確認しておくことも重要です。
近隣住人とのトラブル
事前挨拶なく工事をはじめた
解体工事を行う際には、工事会社が事前に近隣住人へ挨拶し、工事の内容や期間などについて説明するのが一般的です。また、足場を組む場合など、工事の際に隣家の敷地に立ち入らなければならない場合には、その土地の持ち主に許可を貰う必要があります。しかし、中には、近隣住人に挨拶することなく工事を始めてしまう業者もいます。重機を使う工事を軒先で勝手に始められれば、誰だって不安になるもの。できるだけ、工事業者と一緒に近隣住人への挨拶を行うか、それが難しい場合には、挨拶の日程などについて、きちんと確認するようにしておきましょう。
騒音、振動、粉塵
「養生・足場のずさんな設置」の欄ですでに既に触れたように、業者の養生が不十分だと、近隣住人との騒音、振動、粉塵トラブルの原因になります。養生費の内訳をきちんと確認し、丁寧な養生を行う業者を選ぶようにしましょう。
工事車両の路上駐車
解体工事では重機を使用します。当然、重機が無断で路上駐車をすれば、狭い道であれば、車でと売り抜けることすら難しくなることもあります。重機をどうしても路上駐車しなければならない場合には、いつ、どれくらいの時間駐車するのかについて、また、道路使用許可を取得しているのかについて、業者にきちんと確認しておくようにしましょう。また、近隣住人への挨拶の際に、重機が駐車する可能性があること、許可はとってあることについて、きちんと説明しておくことも重要です。
隣家所有物を傷つける
解体工事における近隣住人とのトラブルの中でも、最も厄介なのが、「工事業者が重機の操作ミスで隣家の垣根を壊してしまった」場合や「防塵のために設置していた防護柵が倒れ、隣家の窓を割ってしまった」場合など、工事業者が隣家に損害を出すトラブルです。中には、「解体工事で壊れたという証拠がない」と言い張り、事実を否認する業者もいます。
こうしたトラブルを避けるためには、損害賠償保険に加入している業者を選ぶことが、何よりも大切です。もしも、業者が損害賠償保険に介入していない場合、工事の依頼主が損害を弁償しなければならないこともあります。
トラブル発生時の相談先
トラブルには巻き込まれないことが一番ですが、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合には、どうすればよいのでしょうか。相談先をまとめました。
消費生活センター
解体工事でトラブルに巻き込まれてしまった場合には、まず、消費者センターに相談しましょう。消費生活センターの相談専用窓口は、全国各地に設置されています。また、専用のホットラインも用意されています。
- 消費者センター ホットライン:0570-064-370
弁護士(法テラス)
消費者センターに相談したけれど問題が解決しなかった、という場合には、弁護士への相談が必要になります。また、トラブルを解決するには、どのような機関に問い合わせる必要があるのか、そもそも、訴訟手続きで解決できるのかについて知りたい、という場合には、日本司法支援センター(法テラス)に相談するのがおすすめです。
- 日本司法支援センター 電話番号:0570-078374
品質と安さを両立する大阪の解体工事業者3選
解体工事業者を選ぶ際に、トラブルを避けるため「建設業許可」と「産業廃棄物運搬業」の許認可を取っている業者であることは絶対条件。さらに「完全自社施工」が公式サイトに明記された業者ですと、余計な中間マージンが発生しないため工事費用が安価な傾向にあります。
これらの条件に当てはまる大阪市の解体業者を3社をピックアップ。さらに安心&丸ごとお任せできるよう「賠償保険への加入の明記」「家具ごと処分」「解体後すぐ販売OK(整地・造成工事が可能)」の項目を調査しました。(2021年2月時点での情報)
低騒音・低振動な
解体工事にこだわる
(整地・造成工事が可能)
- 建設業許可:第148283号
- 産業廃棄物運搬業:認可あり
大阪府全域
解体後の登記や
名義変更もサポート
(整地・造成工事が可能)
- 解体工事業:第149571号
- 産業廃棄物運搬業:認可あり
大阪府、兵庫県
若手スタッフ中心の
スピーディーな対応
(整地・造成工事が可能)
- 解体工事業:第137553号
- 産業廃棄物運搬業:認可あり
大阪府、兵庫県